2013年9月11日水曜日

第86回研修会

第26回大会初日の午前9時30分から、第86回研修会を開催しました。
開示が大会前1ヶ月であったことなど、周知が徹底しなかったことをお詫びします。
直前にメールにて下記内容をお送りしたおかげで、30名を超える参加者を得ました。
当日お渡しした振込書通り、3000円の参加費をお送りください。
送金が確認でき次第、受講修了書ならびに当日の資料をメール添付にてお送りします。


なお、大会開催2日前にお送りした内容は以下の通りでした。
86回研修会4ポイント取得できます)
 講師の澤田先生は、心臓血管系生理心理学が専門。札幌医科大にはリラクセーション専用の研究室・道場をしつらえておられたストレス科学の専門家です。
 ロンドン大学ステップトー教授との共同研究をはじめ、心臓循環器系反応からストレスを評価する研究では世界的権威。直接お話を聞く絶好の機会です。
 研修では、基礎研究に支えられたリラクセーション技法と、心臓循環器系反応から効果を評価する考え方をわかりやすく指導していただけることになっています。

当日申し込みが可能です。
研修会場の受付で参加申込書に記入してください。
研修参加費(3000円)は大会参加費とは別に、後日振り込み頂きます。

 講 師:澤田幸展先生(札幌医科大学名誉教授、文学博士、医学博士)
 テーマ:健康心理士のためのストレス・リラックス・セルフコントロール概説
     ~心臓血管指標を中心としたアプローチ~ 
    第Ⅰ部 1-1 生活習慣病
        1-2 高血圧
        1-3 ストレス
    第Ⅱ部 2-1 心臓血管反応
        2-2 リラックス法・ストレス緩和法
        2-3 リラックス法実習
 日時:201397日(土)(午前9:30-12:30
 場所:北星学園大学・北星学園大学短期大学部B405B405教室)
     〒004-8631 北海道札幌市厚別区大谷地西2-3-1


澤田幸展先生

研修室の様子はビデオにも収録しました。
視聴をご希望の研修参加者には、配慮検討する予定です。


受付ではお名前を記帳していただくとともに、下記内容の書類をお渡ししました。
期限までにお振り込み宜しくお願いします。
86回研修会当日受付参加者 各位
平素お世話になっております。
86 回研修会参加費(3,000 円)は、受講後、速やかに下記口座までお振込み 下さい。

ゆうちょ銀行 口座名義:一般社団法人日本健康心理学会研修委員会 口座番号:00180-2-26137
他金融機関からのお振込みの場合 店名:○一九(ゼロイチキユウ) 店番:019
種目:当座

口座番号:0026137 参加費:3,000
ご入金締切日:2013 9 20 日 


研修では実習もおこなわれました。



2013年4月23日火曜日

今後の研修会予定【案】


今年度開催予定の研修について、ご案内します。

開催日:2013年6月(調整中)

講師:竹中 晃二先生(早稲田大学)
   小玉 正博先生(埼玉学園大学)

場所:東京(日本福祉教育専門学校/高田馬場)

の未定です。
なお3コマ/日を検討しています。


仔細は、近くご報告します。

2013/04/23

82-83回研修会のご報告【報告】


第82回、および第83回研修会が、下記のように開催されたことを改めてご報告します。

研修会は、健康心理学会会員の資質向上、生涯学習の場として計画的に設定されています。健康心理士のみなさんにとっては、日々の活動を客観的に見直すよい機会となるでしょう。


第82回研修会
日時:2013年2月16日(土)
場所:桜美林大学四谷キャンパス

テ-マ:病床ケアの心理学

講師:木村登紀子(いちかわ野の花臨床研究所)
 
第83回研修会
日時:2013年2月23日(土)
場所:桜美林大学四谷キャンパス

テ-マ:認知行動療法とストレスコ-ピング

講師:嶋田洋徳(早稲田大学)
 
報告事項:参加者は以下の通りでした。

82回83回とも参加されたかた9名
82回1日のみ参加されたかた18名;午前のみ1名;午後のみ1名
83回1日のみ参加されたかた19名;午前のみ1名;午後のみ0名

今後とも研修会への希望、企画運営へのご意見を頂ければ幸いです。

研修委員会
2013/04/23

2013年3月26日火曜日

「心理職の国家資格の展望と課題」参加雑記


さる3月15日、発達心理学会24回大会で開催された公開シンポに参加しましたので、ご報告いたします。

 2013315日午前10時~12
 日本発達心理学会第24回大会(明治学院大学)公開シンポジウム

   「心理職の国家資格の展望と課題」参加雑記

 開始時刻の10時にはすでに300名近くの参加者で会場は埋め尽くされていました。
 とはいえ、昨年の国会内で開催された会議ほどではなかったというのが正直な印象。

 まず、自民党の河村健夫元文科大臣が挨拶。これまで心理職に国家資格がなかったこと、2資格1法案がぼつになった経緯への自民党の関わりについて熱く15分話しました。

 丁寧な口調で、しっかりと私たちをみつめ、今度こそ国資格法案作るために一致団結しなさいよというメッセージでした。

 次に、心理臨床学会理事長の鶴光代先生、LD学会理事長の上野一彦先生、発達心理学会理事長の子安増生先生が、心理師国家資格のイメージを具体的に話されました。心理師資格法案化の歴史を、法的課題、さらには心理師養成カリキュラムの具体の内容にまで踏み込んだ話が聞けました。

 キーワードは、サイエンティスト・プラクティショナー・モデル(SPM)。心理療法の流派にこだわらず、どんな心理的問題を抱えたクライエンとに対して、どのような方法を用いて関わると効果があるかを科学的に評価するというスタンスのこと。

 このキーワードによって、各種学会認定の心理職資格をもった人々が一つになって、基礎資格たる心理師国家資格を実現しようというもの。

 第一の課題としては、養成カリキュラム的には実習(学内、学外)の量と質確保の問題が第一に挙げられました。養成大学院のカリキュラムに、ドイツ並みの千数百時間もの学外実習を課することは可能かなど問題はこれから。またインターン制度となると、昔の無給研修医制度を想起させ、少し嫌なイメージがわきました。

 第二の課題としては、EBM(実証に基づく医療)の立場から、心理アセスメントの重要性が増すことからくるもの。クライアントと関われても、査定が出来ない人がいます。査定はできても介入できない人もいます。これじゃだめで、両方できなくてはならないかの問題。棲み分けがいいかもしれないなど、実際の心理師のイメージをどうするかの課題。

 心理師は医師や看護師と同様、最低限の知識を技量を評価して国資格を与えられたものであり、専門家ミニマム「心理師」。そのために、はたしてどんな査定法、どんな介入法を、どのようにして訓練するか。

 このようなことから、研修センターを41日づけで研修センターを設立し、各種研修プログラム作りから試験の実施など、生涯にわたる心理師教育を続けることが必要だと論じられました。

 この後、指定討論薬の、学校心理士会会長の石隈利紀先生と、心理臨床学会副理事長の下山晴彦先生が名調子で、心理学ワールド一本化にむけた課題について語られました。

以上
文責:山田冨美雄